私には、アヤノという中学校時代からの女友達がいました。
私とアヤノは違う中学に通っていたのですが、私の友人とアヤノが付き合ったのをきっかけに知り合い、すっかり意気投合して仲良くなったんです。
高校に進学してからは、一旦疎遠になったのですが、私の親友とアヤノの友人が付き合ったのをきっかけに、私、私の親友、アヤノ、アヤノの友人の4人のグループで良く集まるようになりました。
4人以外にも、誰かの友人が合流して遊ぶことも多く、そんな付き合いが5年近く続きました。
私が酔った勢いでアヤノを呼び出した
8月の連休中に、私が友人達とバーベキューをした日。
昼間っから飲んで食って騒いでいたので、当然体は汗まみれでおまけに炭臭くなり、どうせだから汗を流してからもう一杯飲もうということになり、皆で温泉に移動し、風呂に浸かり、温泉施設にある広間で二次会をすることになりました。
皆飲み疲れ、そろそろ帰ろうかと外に出て、各々タクシーや代行を待っていた時、私はふとアヤノに会いたくなり、ダメ元で迎えに来てくれないかとラインを送りました。
実は、その時、私はアヤノに対してかなり好意を持っていたんですが、向こうの気持ちはおそらく私には向かないというのはなんとなく分かっていたので、伝えないまま一方的に好意を持っていたんですよね。
だから、飲んだ勢いで会いたくなるということがよくありました。
この日も同様に会いたくなり、ダメ元で連絡したというわけです。
いつもなら、「今日は無理だよ～」とラインが返ってくるのですが、この日は違って「いいよ～もうちょっとしたら向かうね」と返ってきました。
嬉しかったですね～、もう時間も時間だし会えるとは思ってなかったので。
私は急いで、コンビニに行き、ワックスを買って髪をセットし直しました。
彼女の行きつけのBARに移動
合流してから二人で飲もうということになり、彼女の行きつけのBARで移動。
もうこのあたりから、私の頭の中はアヤノとしたい、そればかりでした。
都合の良いことに、BARから徒歩圏内にホテルもあり、もうヤルことしか考えてなかったので、BARでの会話はまったく覚えておりませんｗ
そもそもこの時の私、相当酔ってましたからね。
記憶が途切れ途切れです。
話の途中で、私からいきなり「どうせならホテルでのんびり飲みながら話そうぜ」みたいなことを言ったんですよね。
もうなんか誘導テクニックとかそんなの無視した直球を彼女に投げたら、この日はなぜかしっかりキャッチして投げ返してくれた「いいよ♡」って。
あまりに予想外の返答に、一瞬動揺してしまいました。
ホテルではアヤノの愚痴が炸裂した
移動してから、カラオケを1曲ずつ歌い、コーヒーを飲んでまったりしている時に、アヤノが愚痴をこぼし始めました。
彼女は掛け持ちで昼も夜も働いているので、ストレスも相当溜っていたんでしょう。
内容があまりに過激なので、割愛しますが終始私はなだめてました(´・ω・)
愚痴を吐き出してスッキリしたのか、彼女はシャワーを浴びに。
私は既に温泉に入って来てたので、そのままベッドに横になっていました。
バスルームから出てきて彼女もベッドに潜り込んできます。
彼女はこちらを向きながら寝る体制だったので、私も彼女の方を向き、キスをしました。
それにちょっと驚いた様子でしたが、拒否る感じはしなかったので、そのまま彼女を抱きました。
彼女もすぐイってたし、かなり相性は良い感じだったので、このままセフレ的な関係になれば良いな～なんて考えてたんですが…。
私の甘い考えでした。
友達を巻き込んだちょっとした騒動に・・・
翌日目を覚まして、今まで通りの感じで話しながらホテルを出て、家まで送ってもらいました。
少し飲み過ぎたようで、その日はかなりの二日酔いで一日ダウンしていましたが、夜になって、私とアヤノの共通の友人から連絡あり、「今日暇？暇ならこれから行くわー」と私の家に来ることに。
友人が到着して、「どーしたの？」と聞くと、開口一番「お前アヤノとヤッたんだって？」と聞かれたので、何で知ってんだ？と思いつつ「したよ」と答えたら、友人は「まじか！？」とテンション上がりつつも(彼とはよく女の話で盛り上がるのでｗ)実はそのことでアヤノから相談されていると話してくれました。
どうやら、アヤノの方は結構色々と考えている？ようで、友人もこれからアヤノのところにも行かなければならないとのこと。
この時点で、あれ？なんかすげー面倒くさいことになってる？と思いながら友人と話していました。
「お前、アヤノが本気だったらどーすんだ？」と言われたので、「それなら責任取るけど？」と私は言いましたが、まーアヤノにそんな気がないのは100％分かってたので、「でもアヤノは俺と付き合う気なんてサラサラないよ」と言うと、「いや、わかんねーよ？」と意味深な発言。
いやいやホントありえねーから、と思いつつアヤノのところに行く友人を見送りました。
まったく腑に落ちない結末のまま・・・
小一時間ほどして戻ってきた友人は詳しい話を聞かせてくれませんでした。
何を聞いても何となくはぐらかされ、「まーヤレて良かったじゃん？」みたいなことしか言いません。
結局、今の今までどんな話をしたのか私には分からず終いです。
あれから、アヤノに連絡しても返信が来ないことも多く、二人で会うことは一切無くなりました。
ただの知り合いのような関係です。
今では、まー手を出したのは俺だし仕方ないか、ぐらいに考えていますが、当時はかなりショックでした。
彼女の対応がまるで変わりましたからね。
もしホテルでの出来事が、私が無理矢理というようなかたちなら話は分かります。
そりゃそうでしょう、そんな男と関わりたくないと思うのは当然です。
しかし、少なくとも私は無理矢理なんてしていません。
ホテルに行った時も、普通に入りましたし、エッチした時もまったく嫌がってませんでした。
だから、彼女の豹変ぶりに私の頭の中は「？？？」といった感じです。
彼女の中で、話を捻じ曲げられて無理矢理されたと思っているのでしょうか？
それとも交際してもいないのに関係を持ったことを後悔しているのでしょうか？
体の関係を持ったことを言い触らされるのが嫌だったのでしょうか？
まったく腑に落ちないまま、私達の関係は崩れました。
まあ自業自得なんですが・・・。
最後に
これはあくまで、私の話なので、必ずしも女友達に手を出したからと言って、友達関係が崩れるわけではないでしょう。
ただ、私のようなことにもなり得るというのも事実です。
女友達に手を出すことは、それなりのリスクが生じるということも知っておいて欲しいなと思います。
長年付き合ってきた友人を無くすことになりますので…。
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